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2018年に2012年モデルのMac miniを使う2つの理由

Mac Mini 2018モデルはこちら

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iMacMacBook Proなど新しいモデルが発売されていく中、2014年にLate 2014が発売されてからここ数年音沙汰がないMac miniiMaciMac Proというプロスペックな上位モデルが発売され、MacBook/MacBook Proに至ってはすでにあのキーボードが3世代目となりました。

手頃な価格で購入することができ、省スペースな筐体、好きなディスプレイを使うことができるMac miniが好きでG4時代から新しいモデルが出る度に買い替えて使ってきました。・・・が!Late 2014には手を出さず、未だにLate 2012を使い続けています。

2018年にもなって2012年に発売されたLate 2012を使い続けている2つの理由

後者は最新モデルでもCTOでSSDを積んだり、メモリを16GBに増設できるので札束さえ用意できれば問題になりませんが、CTOでもデュアルコアなのがLate 2014のダメなところ。

もちろん新しいLate 2014チップセットが新しくなっており、内蔵のGPUiMacなどと比べ非力とは言え新しくなっているのでブラウザを使ったりエディタを使ったりするくらいであればLate 2012より快適なはずです。

ただ一番の問題が繰り返しになりますが、Late 2014はCTOでも3.0GHzデュアルコアIntel Core i7ということ。Late 2012はCTOで2.6GHzクアッドコアIntel Core i7です。シングルコアで行う処理は間違いなくLate 2014に分がありますが、マルチプロセッサに対応しているアプリのビルド、画像処理、ノンリニア映像編集などではLate 2012の4コアが力を発揮します。

※あくまでMac mini同士での比較。もっとCPUパワーがあり、GPUも積んでるiMac、MacBookPro、Mac Proの方が速いのは間違いない。

Late 2012 でストレージ、メモリを自分で交換する

HDD/SSDは2.5インチを選ぶ必要があります。SSDも安くなってきたので500GBでも15,000円ほどで購入できるので良い時代になったものです。

メモリだけであれば特殊な工具は必要ありませんがハードディスク(SSD)を交換する場合はトルクスドライバーが必要になります。

まずは本体を裏返して裏蓋を開けます。

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メモリの交換だけであればこの状態で交換することが可能です。 ハードディスクからSSDに交換するのでここから分解して行きます。分解と言ってもネジを数カ所外すだけなので簡単です。

まずは3カ所のネジを外してファンを取り外します

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ファンの電源コードがロジックボードに接続されているので丁寧に外すか、そのままにしておいて引っ張ってしまわないように気をつけます。

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ファンを外したら左側のプラスチックの部品も取り外します。ネジは一カ所だけです。取り外す時にプラスチックの部品を破損させてしまわないように気をつけます。ネジの付近が薄いので無理にこじるのは止めましょう

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ハードディスクに辿り着くまで後一息です。最後にWiFiのアンテナを取り外します

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これでハードディスクを取り外すことができます。ロジックボードからコネクタを丁寧に外して、ハードディスクをスライドさせるように取り外します。WiFiのアンテナもファン同様にケーブルがあるので引っ張ってしまわないように気をつけます

ハードディスクを取り外したら元のハードディスクに付いているコネクタとネジを新しいSSDに付け替えます。付け替えたら元に戻します。

祈るように電源を入れ、OSのインストールを開始します。以前の環境からの復元はTimemachineを使えばとても簡単です。

メモリはDDR3 1600 PC3-12800 SO-DIMMなものを使います。8Gのメモリ x 2枚で16GBが最大です。できれば32GBにしたいところですが...メモリも15,000円ほどで買うことができます。

唯一Late 2012よりLate 2014が羨ましくなるところ

4K出力です。Late 2012は4K出力ができないので2560x1440で我慢するしかありません。3万円ほど出せばWQHDのディスプレイを買うことができます。

結論

Appleさん、新しいチップセットで、Core i7 4コアで、4K出力に対応したMac miniを発売してください。