iOS11からのアプリ内のレビュー誘導について
WWDC2017で発表された内容です。
すでにApp Store Review Guidelinesも改定されており、用意されているAPIを使え
となっています。
変更点
- iOS10までのAppStoreでは最新バージョンの評価が表示されていたが、iOS11からはバージョン別ではなく総合的な評価になる。
- iOS10.3はAppStoreへのDeepLinkが用意された
- iOS11からはレビューはSKStoreReviewControllerクラスを使うことを推奨
- レビューへ誘導するカスタムアラートは禁止
AppStoreへのDeepLink
- 例) https://itunes.apple.com/us/app/itunes-u/id490217893?action=write-review
- アプリ内の設定画面に
評価をするボタン
を設置する 評価するか?
というAlertは出してはいけない。アラートを出す場合は(iOS11以降に限られるが)SKStoreReviewControllerクラスを使う必要がある
SKStoreReviewControllerクラス
- 1年に3回までしか表示できない
- ユーザーはiOSの設定で評価画面を表示させないように設定することが出来る
- 評価画面が表示されたかどうかのハンドリングはできない
表示するタイミングの指標
- ユーザーが何かしらアプリでアクションを終えた後(ゲームのステージをクリアしたあとなど)に自動で出すべきである
評価をするボタン
的なものを用意してはいけない(年3回までという制限があるのでボタンを押しても表示されないことがあるため)
まとめ
- 独自のレビュー誘導は審査が通らなくなる
- iOS11では設定画面からDeepLinkを使ってAppStoreアプリのレビュー画面へ飛ばす機能とSKStoreReviewControllerクラスを併用した方が良さげ。
- ただしSKStoreReviewControllerクラスは回数制限があるので、最高のユーザー体験を得ただろうと確信があるタイミングでメソッドを実行するべき(それでも表示されるとも限らないが・・・)
参考ページ
- What's New in StoreKit のスライド196ページから
- Responding to Reviews on the App Store
- Human Interface Guidelines - Ratings and Reviews
- App Store Review Guidelines 1.1.7 App Store Reviews: